佐賀牛

佐賀牛は佐賀県内で飼育される黒毛和種のブランド牛で、国内では2番目に厳しい呼称制限が行われている高級肉です。

 

佐賀牛は佐賀県の中でJAさが(佐賀県農業協同組合)の管内で生産している肥育農家が育てた牛のうち、日本食肉格付協会の取引規格において肉質等級5等級または4等級でありBMSNo.7以上に該当する牛のみが名づけられるブランド和牛です。
当地は比較的に平野が多くかつては水害も発生していたのですが、治水や大規模灌漑施設が整備された事により農産品の中でも穀類の占める割合が大きい穀倉地帯となりました。
そのため牛の成育に欠かせない高品質な飼料が潤沢で、細やかな飼養管理により高品質な牛肉を生み出しています。
年間生産頭数はおよそ5000頭ほどになり、国内でも特に厳しい呼称制限が行われていることから数は少なく、選りすぐりの牛のみが出荷されています。

 

肉質の特徴としては美しい霜ふりが挙げられ、艶さしとも呼ばれるきめ細かに入った脂は甘みやコクを深く感じます。
ステーキやしゃぶしゃぶなど様々な料理に合う肉質で、深い味わいを堪能する事ができます。

 

佐賀牛の歴史は兵庫県の但馬牛にあり、昭和の後期に品質改良を行う中で関西を中心に人気が高まるようになり、平成に入ってからその名が全国区で知られるようになりました。
但馬牛の血統を受け継いでいる九州内で質の良い牛を厳選して肥育しており、これまで様々な品評会で数々の優秀な成績を収めています。